実際に完成した映像に音楽を割り振るに当たっては、音楽編集者(ミュージック・エディター)が行い、作曲家の意図とは異なる音楽を割り振る場合もある。このため映画音楽のほとんどがワーグナーやR・シュトラウス、ホルスト、プッチーニ、ストラヴィンスキーなどの既成の作品の亜流である場合が多く、それが音楽自体の芸術性の低下に繋がっている。
最近は時間の節約などからPC接続のキーボードから作曲家が既にできた映画作品を見て即興音楽で弾いてタイムコードを目印に打ち込むことが多い。従がって映画音楽を一晩などの短時間で仕上げることもあり、即興の技術はどの映画作曲家にとって必携である。それがキューベースなどのプログラムに蓄えられて後で細かい音符など修正ができるので、オーケストラを用いないで安上がりにかつ即席に音楽を仕上げることができる。後でその音楽を採用するかどうかは監督の意思によるが、音楽の声部などを少し削ったり楽器の音色などを変えたりするのはPCのほうが生の楽器よりも自由自在であるし、デジタルかつドルビーなので何回でもコピーしてやり直すこともでき、楽員や録音エンジニアらを拘束しないで好きなだけの時間で制作できる。
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映画音楽は劇伴音楽の範疇に含まれ、似たような仕事にテレビやラジオのドラマ(アニメなども含む)のための音楽がある。ただしテレビ番組の音楽は、一部のドラマ(予算が潤沢な場合が多い)または連続ドラマ・連続アニメでも毎回繰り返される重要なシーンは、映画音楽と同じように秒数指定で作られるものの、それ以外の連続物のドラマや多くの連続放映アニメ、またバラエティ番組などは「録り溜め」と言ってあらかじめいくつかの曲を録音し、場面に合わせてそれらの一部をカットしたり繰り返すことによって、画面に当て嵌めるやり方が多い。